ドミニク・カリキオ（初代カリキオ）がハンドメイドで製作したトランペットです。1954年ごろ製造※シリアル11番違いの＃1561をメイナード・ファーガソン氏が所有したとされています。904gとスーパーライトウェイトで、他に所有している初代カリキオと比較してもこの個体は特に軽量に仕上げられています。40年代後半から60年代の映画音楽を吹くと輝かしく艶のある音色で素晴らしい経験ができます。ちょっと他の楽器では再現できないと思います。よく使われたカリキオでは頻繁に見かけることですが9枚目の写真のとおり、当て金が1箇所あります。現状で特に凹みはありません。素人目には大きな修正跡も上記以外は見当たりません。全パーツ固着ありません。ピストンは適切なオイルを使用している限りかなり軽快なピストンワークです。が極端な片押では引っかかる方向がありましたので片押し癖のある方はご注意ください（ラッピングなどが必要になると思います）。音色の傾向は明るく軽快、華やかで艶があります。逆にBachやモネットとは対照的で重さ、暗さは全く表現できません。一本で何でもしたい方にはおすすめできません。【付属品】・ボブリーブス42Mのワンピースタイプをこのカリキオ用にギャップが0になるように調整したマウスピース・GARDBAGSのElite（革製）シリーズのシングルケース・オリジナルのスプリング（今はTC楽器のカリキオ用再現スプリングを入れています）【参考URL】この時期は一本一本オーダーで作っているので少しずつ仕様が違いますが比較的年代と仕様が近いモデルhttps://ushorn.com/product/ca1b17/https://youtu.be/jm38wbLf_vshttps://youtu.be/rORrw0frEm4外国の数年前の販売履歴ですが全く同じ仕様でシリアル一番違いという兄弟機ですhttps://reverb.com/ca/item/35657574-vintage-calicchio-bel-air-ml-los-angeles-gamonbrass-trumpetカリキオ特集の番組（カリキオオーナーでまだ観ていない方にはぜひ観ていただきたい）https://youtu.be/cMfnBBCCdY0